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木村 美佳子

2017年01月18日

街の記憶、家の記憶、家族の記憶

こんにちは、 木村です。

 

以前、『建替え』という事で、惜しまれつつお別れをした古民家をご紹介しました。

新たなお住まいは既に竣工し、ここでの家族の新しい時間を刻み始めています。

 

初めて迎える、初夏の記念撮影。 まだちょっと、家が・・・緊張しています。

 

 




『街の記憶』



古き良き、街の面影を残したい・・・という思いでデザインしました。



土地の余白、道路からの印象、建物までの距離感、見える空の量。



かつて、一世紀近くに亘り、この街の一角がまとっていた空気感を台無しにしないように。



 



 






『家の記憶』



かつての庭の敷石や、縁側の沓脱石も、新しい芝生の庭に、新たな意匠で設置されました。



かつての家の大黒柱や、梁、らんま、お仏壇なども、灰汁(アク)洗いして戻って来ました・・・おかえりなさい。



このアンティークの椅子も、テーブルも、たんすも、ずっと家族だったもの達。



そして、“鳳凰”のデザインは、これからも、家族の平和な日々を見守ってほしいという願いから。



 



 




『家族の記憶』



建替えを機に、二世帯になりました。



一緒に住む家族が増えました。



 



家族の新しい思い出の舞台として、永く住みつなぐ家となるとうれしいです。



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2015年06月04日

建て替え

こんにちは。木村です。

 

昭和初期から平成の今まで、ほぼ一世紀にわたり引き継がれてきたお客様のお宅です。

とても風情のある古民家です。

 

 

古民家と言えば、丁寧に手斧(ちょうな)かけされた梁。

 

小屋裏を拝見させて頂くと・・・、

 

ありました!素敵です。

 

大黒柱も小屋裏まで伸びて、これはめったに拝見できる小屋組みではありません。

 

 

東京も23区内にまだこのような建物が残っていたという事は、驚きでもあり、感謝でもあり、郷愁でもあり・・・。建築に携わる私のような者だけでなく、いわゆる古民家萌えする方々も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そして、建替えですので・・・解体しなければいけないわけなのですが・・・。

 

勿体無い・・・と思う気持ちは、建築屋のエゴのような気もしつつ、でも勿体無い。

 

一方で、昔の家なので、断熱とか気密とか無いですし、

いわゆる田の字プランというやつで、奥の部屋は暗く、

住みやすいという部類にはならず、という現実もあるわけです。

 

そんな訳で私達は、これからの一世紀、二世紀にわたり、末永く住み繋いで頂ける家づくりをご提供すべく、気が引き締まる思いで、この古民家とお別れを致しました。

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